山下レディースクリニック
チョコレート嚢腫手術後の不妊治療ついて
2009年12月11日
はじめまして、ももです。よろしくおねがいします。
今年6月チョコレート嚢腫の開腹手術を受けまして、左側の卵巣と卵管を摘出されました。先月から不妊治療みたいなことを始めました、卵の大きさみるとか。今月先生に排卵まで時間が20もかかるので、クロミッドを出されました。これで不妊治療ですか?
卵管造影や、旦那の検査は全然なかったので、不妊治療かどうかすら分からないです。
定義上の不妊症は、「避妊をせずに1年(以前は2年)間、夫婦 生活があるにもかかわらず妊娠しないこと」をいいますので、不妊 症の治療という狭い意味でいうと、『もも』さんご夫妻がこれに当てはまるのかどうかは、文面だけからはわかりません。ただ、片側の卵巣ならびに卵管を摘出されていますので、妊娠されにくい状況ではあると思います。その妊娠を後押しするという意味で、排卵誘発剤を投与しながら卵胞の大きさを確認し、正確に排卵日を予測して夫婦生活のタイミングを指導する、いわゆるタイミング法を試されているところのようです。これは、不妊治療の中では、もっとも自然妊娠に近い段階の治療です。ただ、排卵誘発剤を服用される以上、その治療が有効であることを確認するためにも、子宮卵管造影と精液検査などの基礎不妊検査は、受けておかれたほうがいいでしょう。
<ご注意>
この相談事例集は、あくまでも参考にとどめ、実際に何らかの行動をとる場合には、
必ず医師の診察を受けて下さい。
なお、この相談事例集により万が一不都合、不利益を被った場合でも、
回答医または山下レディースクリニックのいずれもその責を負わないものとします。
私はこちらで2人の子供を妊娠することができました。初めてこちらに伺ったときは不妊治療について全くといっていい程、知識がなく、何をどうしたらいいのかとまどうばかりでしたが、先生やスタッフの皆様に一つ一つ教えていただいて今の2人目の妊娠につながりました。少しでもわからないことは納得できるまで聞いて考えることができたと思います。いつかきっと赤ちゃんを抱っこできる日が来ると信じてがんばって下さい。
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