山下レディースクリニック
子宮内膜症の手術と閉経療法について
2009年2月20日
NO3486で質問させていただいた『さわこ』と申します。
ご丁寧な回答ありがとうございました。
またまた質問で恐縮ですが、教えてください。
結局卵巣の腫れが5センチ近くまで大きくなってしまい、手術をすることになりました。
しかし掛かりつけの病院では、内視鏡手術ができる医師が1名しかいないことや、その医師が非常勤であることから、手術は早くても6月と言われました。
今月から閉経療法(リュープリン3,75mg)を行っているのですが6ヶ月1クールのため、術後の7月までは閉経療法を行うとのことです。
閉経療法を終えた2ヶ月後くらいに月経が始まるので、子作りが再開できるのは10月とのことです。
半年以上、子作りができないことがとてもショックでした。
そこで質問なのですが、
@術後も(7月まで)閉経療法を続けるのは病理の再発を少しで も防ぐためでしょうか?
Aもっと早く手術ができる病院がないか自分で探すつもりです が、すぐに手術ができたとしても、閉経療法は続けるべきでし ょうか?(すでに1回はリュープリンを打っています)
やはり内膜症の治療を優先することが、妊娠への近道なのでしょうか。
お忙しいところ恐れ入りますが、山下先生のご意見をお聞かせください。
偽閉経療法をするともしかしたら手術がしやすくなるかも知れませんが、妊娠率を高めることにはつながらないと考えます。半年以上妊娠のチャンスを失うことは、むしろ妊娠の可能性を少なくするのではないかと考えます。主治医の先生と私の考えが違うようですが、そのあたりのことを再度主治医と話されてみてはいかがでしょうか。
<ご注意>
この相談事例集は、あくまでも参考にとどめ、実際に何らかの行動をとる場合には、
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