山下レディースクリニック
PCOとカウフマン療法について、非常に不安です
2005年9月14日
はじめまして。
たのうほう性卵巣だと診断され、現在は何ヶ月に一度出血をみるか、というような
状態で、体温層もかなりくるっています。
血液検査を受けた後、カウフマン療法をします、といって、
プレマリン0.625を21日、後半にはルトラール0.2も10日間朝晩服用するように、と処方されました。
ですが、実は胃を以前悪くしたことがあり、それ以来、吐き気や気持ち悪いといった症状に人一番
弱くなってしまったようなんです。自分の精神がそれだけよわっちぃということなので情けないとも感じますが
普通に生活していても体調が悪く気持ちが悪いとそのためにどきどきしてきて神経が高ぶったようになるので
最終的には胃薬や吐き気止めで抑えられずに、軽い安定剤のようなものを内科から処方されています。
上記のおくすりには吐き気などが起こり易い、と聞きました。婦人科ではその不安を相談しても取り合ってはもらえなかったので、
胃の方でかかっている内科で相談したところいつもの薬に加えて、ナウゼリンという吐き気止めを処方されました。
不安だったら、胃薬と一緒に飲むように、とも言われました。それで吐き気は抑えられるのでしょうか?
結局不安を抱いたまま説明足らずで半年の治療を始めることが不安で、まだ飲み始められていません。
副作用は人それぞれだと聞きますが、自分は心配しすぎなのかなぁとも思います。
突然、こんな質問で本当に申し訳ないです。
副作用のこと教えていただけませんか。
でも、できれば、吐き気だとか太るとかというお薬での治療はいやだと感じています。
仕事もありますし、副作用の負担のできるだけ少ない治療法はもう他にはないのでしょうか?
今のあなたの社会的状況というか、要するにすぐお子さんを欲しいかたなのかそうでないのかということがわからないので、
どのようにお返事していいかよくわからないのですが、
多嚢胞性卵胞などは、基本的には根本的治療というものはありません。むしろその人がもって生まれた体質のようなものと考えていただいたほうがいいでしょう。したがって、普通の病気のように薬をのんで、早いこと治しておいたほうがいい、というわけにはいかないのです。ホルモン剤はその周期限りの効き目で、その次の周期にくすりをのまなければ、またいつものあなたのリズムにもどっているわけです。だから、特にすぐに子供をのぞまれるわけでなかったら、とりあえず、定期的に出血をおこしておくことが目的になるわけですから、低容量ピルなどの選択肢もあるのでは。でも、全然飲む前から副作用をこわがっておられても
飲める薬はなかなかないでしょう。薬に対する反応は人それぞれですが、プレマリン、ルトラールの組み合わせはとくに吐き気が強くなるとは思えません。どんな薬も、これは絶対吐きませんと
保証はできないでしょう。
<ご注意>
この相談事例集は、あくまでも参考にとどめ、実際に何らかの行動をとる場合には、
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