山下レディースクリニック
L−カルニチンなどのサプリについて
2010年5月30日
体外受精のため誘発の注射やホルモン剤を内服している時にLカルニチンや大豆イソフラボンなどのサプリメントを飲み続けても大丈夫ですか?
卵巣を休ませている周期はカルニチンやイソフラボンは飲まないほうが良いですか?
L−カルニチンは、脂肪を燃やすミトコンドリアに、脂肪を運ぶ役割を担う栄養素です。適度にL−カルニチンを摂取することで脂肪の燃焼が活発化すれば、質のよい卵子や精子、ひいては受精卵の細胞分裂を後押しすることになるだろうと考えられています。ご高齢で、L−カルニチンの減少が心配される場合には、体外受精周期に限らず、普段から恒常的に摂取されているほうがいいでしょう。
イソフラボンは、女性ホルモン(エストロゲン)によく似た働きをします。イソフラボンのサプリメントは、子宮内膜を厚くするという報告も ありますので、医師からすすめられている方もいるかもしれませんが、そのような特別な場合をのぞいて、卵巣刺激中は中止されておいてほうが無難かもしれませんね。
<ご注意>
この相談事例集は、あくまでも参考にとどめ、実際に何らかの行動をとる場合には、
必ず医師の診察を受けて下さい。
なお、この相談事例集により万が一不都合、不利益を被った場合でも、
回答医または山下レディースクリニックのいずれもその責を負わないものとします。
山下先生に大変お世話になりました。先生のお人柄に惹かれてこのクリニックに通い続けました。治療中はなかなか結果がでなく焦ったこともありましたが、先生をはじめスタッフの方々にも支えて頂き安心して通院することができました。先生となりより自分を信じて頑張って下さい。
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