山下レディースクリニック
卵管のつまりについて
2005年10月1日
はじめてお伺いします。
先日卵管造影で、右の卵管が詰まっていたものの、圧力を上げてもらったら通りました。
病院の先生は「これで春までは妊娠しやすくなったよ。」といっていましたが、半年後、また卵管造影をやらなければ詰まる可能性が高いということでしょうか。
また、卵管のつまりは細菌の感染が原因だと聞いたことがありますが、これまでクラミジアなどにも感染したことはありません。強いて言えば5年ほど前に、カンジダに感染し、これまで膀胱炎も2回なったことがあります。こういったことも卵管のつまりに関係している可能性もあるのでしょうか。
お願いします。
卵管を通っていく卵は直径が0.1mmです。造影剤がちょっと入りにくくて圧をあげて入ったからといって、もともと卵管の径数ミリから比べれば、ごくごく小さい卵がそのおかげで通りやくすなったという風に考えるのは、どうなんでしょうか。
子宮は筋肉の塊ですから、自分の意識と関係なくぎゅっと収縮したりすることはよくあるわけです。子宮から卵管へ移行する部分はもともと細いので、たまたま造影剤をいれているとき、子宮が
収縮したりすればそのせいではいりにくいようなことは
十分おこりうるでしょうし。
私はあまり、信憑性のない話のように思いますが。
要は、それはひとそれぞれ解釈が違うようなレベルの話ですよ、ということです。10人の医者が同じ状況で何人同じ話をするでしょうか、まあ、半分以下ではないですか、というような感じですね。卵管造影後、半年くらいは妊娠率があがるようなデータはたしかにありますが、それがいったいどういう理由によるのか
はっきりとはわかってはおりません。
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