山下レディースクリニック
卵管閉塞について
2009年6月28日
はじめまして。今、不安でしかたない状態で、相談にきました。
結婚して2年半、年は32歳、旦那様は39歳になります。
基礎体温は独身のころからつけており、きれいな二層に分かれ排卵もあるので安心していたのですが、去年の暮れから念の為に病院に通い始めました。
そこで、両側の卵管閉塞がわかり、今月1日にFT手術を行いました。そして術後26日目に造影検査を行ったのですが、この時点で再閉塞が分かり今落ち込んでます。
100パーセントではないのは、よく分かっていますが、年齢からして方法は体外に進んだほうが賢いのか、もう一度FTをチャレンジしたほうがいいのか、今頭のなかが整理つきません。
結婚前にお付き合いしていた人からクラミジアを移された経験があります。すぐ病院へ行ったので、移されてから3ヶ月ぐらいで治療に入ってます。
やはり閉塞はこれが原因ですか?
抗体は問題ないと先生から伺ってます。
こんなに早く閉塞するなら次も期待できないですか??
閉塞部位は、両側とも卵管口です。
排卵もあるし、生理も28日周期であるので、どうしても自然妊娠にきたいしてしまいます。
ご意見聞かせて下さい。
“できれば自然に”と願うお気持ち、よくわかります。当院の治療方針でもあります。ただ、原因が何であれ、何らかの炎症が起こり、両側の卵管口が閉塞 しているのであれば、ほかの機能がまったく問題なくとも、自然妊娠は難しいと思われます。FTの効果も、限定的だと思っていただいたほうがいいでしょう。そもそも体外受精という治療は、そのような卵管性不妊の方のため に生まれた治療なのです。
どうしても、お子さんが欲しいということであれば、卵子の質が 低下してしまう前に、体外受精に進まれることをおすすめします。
<ご注意>
この相談事例集は、あくまでも参考にとどめ、実際に何らかの行動をとる場合には、
必ず医師の診察を受けて下さい。
なお、この相談事例集により万が一不都合、不利益を被った場合でも、
回答医または山下レディースクリニックのいずれもその責を負わないものとします。
初めての診察で、体外受精(顕微授精)しか道がないと診断され、ショックでしたが、2回目の凍結胚移植で妊娠することができました。こちらの病院の高い技術に本当に感謝しています。ありがとうございました。
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