山下レディースクリニック
妊娠判明後のメトホルミン(メデット)の服用
2010年1月26日
先生、いつもお世話になっております。
かなりの重度PCOでタイミング治療を行ってきました。
クロミッドが全く効かなかったのが、メデットを1日3錠服用するようになり、毎月排卵するようになり、ようやく先日妊娠する事ができました。
実は9月にも妊娠したのですが、判明した日(4週0日)に主治医から「今日からメデットの服用は止めてください」と言われました。もちろんそのせいではないのかもしれませんが、5日後に出血がはじまり、初期流産という悲しい結果に終わりました。
その後、今月になりようやく待ちに待った妊娠。
今日(4週2日)、主治医に「今回も9月のような結果になりそうでとても怖い。何か予防策はないのでしょうか?」と相談したところ、
「残念ながら初期流産に予防策はありません。しいて言えば、メデットを服用し続けるというやり方もありますが、未知の部分(赤ちゃんへの安全性の保証がない)なので、私としてはなんともいえません。しかし、実際服用するケースもあります。もしよければご主人とよく相談してください」
と言われました。
つまり、このまま服用を継続するかどうかは私の判断とのこと。
そこで、先生のクリニックでは、メデットなどメトホルミンを服用されている患者様には、妊娠初期(胎嚢・心拍が未確認の時期)においては、服用にはどのような指導をされていますか?
※(何週まで服用、服用錠数など・・・)
もちろん参考までとさせていただきますので、
ぜひ先生のお考えをお聞かせください。
どうぞよろしくお願いいたします。
回答お待たせしました。初期流産のほとんどは、偶発的な胎児の染色体異常が原因です。おそらく『なっち』さんの状況であれば、メトフォルミンの継続投 与はいたしません。
<ご注意>
この相談事例集は、あくまでも参考にとどめ、実際に何らかの行動をとる場合には、
必ず医師の診察を受けて下さい。
なお、この相談事例集により万が一不都合、不利益を被った場合でも、
回答医または山下レディースクリニックのいずれもその責を負わないものとします。
不妊治療は、色々な不安や、思ってもみないことなどでつらい事も多いですが、私の場合、とにかく自分が後で「こうしておけばよかった」と後悔しない様にという気持で、辛い時ものりこえてきました。赤ちゃんをさずかった今、本当に「あきらめなくてよかった」という気持でいっぱいです。先生をはじめ、家族やたくさんのはげましてくれた人々にこれからも感謝の気持を忘れず、授かった命を大切にして行きたいと思っています。治療中の方々へ、どうか「希望を持って」頑張って下さい!
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