山下レディースクリニック
黄体機能不全について
2007年11月9日
こんにちは。
今週期排卵誘発剤と注射で排卵確認し排卵後4日目に黄体ホルモン検査をしたところ異常なしとのことだったのでほっとしていたのですが、数日たってもくっきりとした高温期にならず再度血液検査をしてもらいました。
すると黄体ホルモンが1.79しかなく先生もびっくりしてました。
排卵が確認されたのに黄体ホルモンがでない周期が2周期つづき、
デュファストンを飲んだり、黄体ホルモンを補充する注射をしても黄体ホルモンがでないということはあるのでしょうか?
今週期も急遽注射を打ってもらっていますが体温があがりません。このままでは妊娠することはできないのでしょうか?
黄体機能不全は治らない病気なのですか?
この先の治療について教えてください。よろしくお願いします。
『きりこ』さんは、排卵誘発剤と注射で排卵確認されたとのことですが、そもそも排卵しておらず、閉鎖卵胞になった可能性もあるものと思われます。
排卵誘発剤は何をお使いですか? 通常は、卵胞の直径が20ミリ前後になると排卵が起こりますが、クロミッドを服用すると卵胞が23、24ミリ程度、人によっては約30ミリにならないと排卵準備が整いません。それよりも早い段階でhCG注射を打つと、排卵を促すどころか、閉鎖卵胞をつくってしまうことがあるため注意が必要なのです。
黄体機能不全については、黄体ホルモンを補うことでカバーできますのでご安心ください。まずは良い卵を育てて、確実に排卵させることが肝心です。
<ご注意>
この相談事例集は、あくまでも参考にとどめ、実際に何らかの行動をとる場合には、
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