山下レディースクリニック
P値と薬の影響について教えてください。
2011年2月28日
タイミング指導でプレマリン(1日2回)、ルトラール(1日2回)を飲み、陽性判定が出ました。
その時(3W6d)の血液検査で「E2:372、P:10.73、HCG:191」でした。
P値が少ないためウトロゲスタン100(1日夜2錠:7日間)を処方されました。
1週間後(4W5d)に血液検査を行ったところ、「E2:199、P:23.4、HCG:1000以上」でした。
また、胎嚢が確認され2.1cmでした。
P値は良くなったのですが、1年前に繋留流産の経験があるので、念のため
さらにもう1週間ウトロゲスタン100(1日夜2錠)を処方されました。
気になることは、ウトロゲスタン100(黄体ホルモン)を妊娠初期に補充すると
生殖器に異常がでる可能性があるということです。
先生は、「胎児に障害は出ず、安産のお守りです」と説明されましたが不安です。
P値が10以上あるので、お薬は必要ないでしょうか。
また、今回のタイミング時の2週間前に主人が風邪ひき高熱が続き病院で
インフルエンザの判定は陰性で抗生物質を処方され1週間飲みました。
精子に薬の影響は出てないでしょうか。
胎児に問題はないでしょうか。
お忙しいところ、すみませんが、教えてください。
妊娠初期の黄体補充は、流産予防のメリットが大きいと判断した場合に行われています。この程度の投与期間と投与量では、まったく胎児への催奇形性はないとお考えいただいてかまいません。それでも、どうしても服用されたくないのであれば、担当医にお伝えになってみてはいかがでしょうか?
ご主人が服用された抗生物質が、お子さんに影響を与えることもないですよ。基本的に、男性が服用した薬が妊娠に影響するケースはありません。精液を介して、女性の体に吸収されると催奇形性が心配される薬剤としては、抗ガン剤や抗ウイルス薬(C型慢性肝炎治療薬)などがありますが、ごく特殊な薬剤のみ処方する医師が細心の注意をうながしたうえで用いられます。
<ご注意>
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必ず医師の診察を受けて下さい。
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2人目不妊でしたが、こちらに来てわりとすぐさずかることができました。もう少し早く来ていれば…と思うほどです。一歩ふみだせば、動きだしますよ。ありがとうございました!
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