山下レディースクリニック
ホルモン値が上がらない
2010年10月26日
こんにちは
このコーナーを見る度に「三宮の近くに住んでいたら…」と本当に思います。通院している病院よりも、先生が丁寧で培養師さんの技術も上ような気がするからです。
ところで、先日10月13日に融解胚を2個戻して着床しているようなのですが、ホルモン値が全く上がらないみたいなのです。
このコーナーの過去の質問を読ませて頂くと、担当医のいう「ホルモン」はhCGのことなのかなぁと思うのですが。
23日の検査では、14.6しかありませんでした。
25日に再検査しましたが、その時も34しかありませんでした。
担当医からは「一応上がっているけど、あまりにも低すぎる。今回はかなり難しいでしょう。でも、治療をやめてしまうと、確実に流産するので、29日までは治療を継続します。それで、ホルモンが上がってなければ、残念ですが中止しましょう」と言われてしまいました。
仕方がないことなのでしょうが、29日にまた少しホルモン値が上がっていたら、諦められない気がします。
着床しているのにうまくホルモン値が上がらないのは、年齢(39歳)も関係あるのでしょうか。
ホルモン値が上がるのは、もう無理なんでしょうか。
『あかとんぼ』さん、ありがとうございます。励みになります。
妊娠判定で陽性になられたものの、その数値が低いとのこと。hCGは、絨毛(やがて胎盤になる組織)から分泌されるホルモンです。普段の女性の体にはないホルモンですので、検出されれば、それは胚が着床したことを意味します。ただし、偶発的な染色体異常で胚の分割が途中で止まる(非常に遅くなる)、もしくは何らかの理由で妊娠の継続が難しくなるなどして流産の傾向がある場合には、hCGの値が上昇しなくなります。
確かに、加齢とともに卵子の質が低下することによって、胚の染色体異常の発生率はどうしても増えてしまいますが、それは胚の問題で、年齢が直接、hCGが上がらない原因だというわけではないのです。
たいへんご心配でしょうが、29日の検査をお待ちくださいね。
<ご注意>
この相談事例集は、あくまでも参考にとどめ、実際に何らかの行動をとる場合には、
必ず医師の診察を受けて下さい。
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回答医または山下レディースクリニックのいずれもその責を負わないものとします。
最初、不妊治療に少し抵抗があったのですが、山下レディースクリニックに来てみて、先生や看護師さん受付の方みなさんとても良い方で、病院に来るのもすぐに慣れました。私がこうして子供を授ることができたのもスタッフのみなさんのおかげだと思っています。本当にありがとうございました。まず、病院に来る一歩を踏みだせたみなさん、諦めず先生方と一緒に頑張って下さい。
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