山下レディースクリニック
高温期日数の数え方
2008年1月20日
はじめまして。よく高温期が12日以下なら黄体不全とききますが、そもそも高温期は排卵後のいつから数えたらよいのでしょうか。というのも今月はおりものが増えはじめ、軽い腹痛(排卵痛?)が起きたのが生理後11日目です。2,3日鈍い軽い痛みを感じます。翌日36.73、 13日、14日で36.33、そして一番体温が下がったのが15日目で36.22です。でも16日目17日目ではまだ36.48くらいです。16日目から高温期と数えてよいのでしょうか。排卵であろうと思う翌日から高温期として数えてよいのですか?それとももう少し体温が上がってから数えるのでしょうか。だいたい生理は27日目〜29日目にきます。排卵後から高温になるまでに時間かかりすぎで、少し高温期が短い気がするのですがきのせいでしょうか・・・
『ひろろん』さんのおっしゃるとおり、排卵が起こるとただちに基礎体温が急上昇する方もいれば、ゆっくり上下しながら上がっていかれる方もいますので、高温期の日数の数え方は難しいですよね。
そもそも基礎体温表だけでは、黄体機能不全の診断はできません。高温期が短く、黄体の機能が疑われる場合は、高温期中期の黄体ホルモン(プロゲステロン)の値を測り、10以下であれば黄体機能不全と診断されるのです。
お話をうかがった限りでは、ごく正常な月経周期ではないでしょうか?
ちなみに、基礎体温がガクンと下がった日(陥落日)が排卵日というのは誤りです。排卵は、体温が上がりはじめた前後数日の間に起こっています。
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