山下レディースクリニック
妊娠後、テルロン服用はいつまでですか?
2009年10月5日
先生、こんにちは。
PCOと潜在性高プロラクチン血症で、タイミング治療をしており、本日病院にて尿検査で陽性反応がでました。(現在4週2日。胎嚢はまだ見えませんでした。)
今日メールさせていただいたのは、「妊娠発覚後のテルロンの服用」についてです。
今日の診察で医師からは「メデットとテルロンは今日から服用を中止してください。赤ちゃんの器官が作られる大事な時期なので、飲み続けることは赤ちゃんにとってリスクがあります」
と言われました。
しかし、第一子(現在2歳9カ月)を妊娠した時は、別の医師から
「テルロンは心拍が確認される6〜7週あたりまでは継続して服用してください。服用を中止すると逆に流産などのリスクがあります」
と言われ、結局7週まで服用し、無事元気な赤ちゃんを出産しました。
前回と今回の妊娠で、医師の考え方が全く違うので、非常に戸惑っております。
私としては、ようやく授かった大事な命、薬の服用OR中止で、だめにしたくはありません。
先生、参考までにぜひ貴院での方針を教えてください。
・先生の病院では、潜在性高プロ(または高プロ)の患者さんに対して、妊娠発覚後何週までテルロンを処方されていますか?
・もし、現時点(4週で胎嚢未確認の状況)でテルロン服用を中止した場合、流産率は高まるのでしょうか?
・もし、6〜7週あたりまで服用を継続した場合、赤ちゃんの奇形率は高まるのでしょうか?
ぜひ参考までに先生の方針をお聞かせ頂けると幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
当院では、潜在性高プロラクチン血症の患者さまに対しましては、不妊や流産の原因にはならない可能性が高いと考え、投薬治療を行っておりません。むしろ、最近では同様の方針の医師が多いと考えます。
ただし、高プロラクチン血症の患者さまに対しては、『まなこ』 さんがおっしゃるように、期待できるメリットとリスクを鑑みて、心拍が確認できるまでは投与を続けています。どうぞ担当医と納得がいくまで話し合ってみてください。
<ご注意>
この相談事例集は、あくまでも参考にとどめ、実際に何らかの行動をとる場合には、
必ず医師の診察を受けて下さい。
なお、この相談事例集により万が一不都合、不利益を被った場合でも、
回答医または山下レディースクリニックのいずれもその責を負わないものとします。
習慣流産で何度も悲しい思いをしたり何度もあきらめようと考えたこともありましたが、今回赤ちゃんをさずかり卒業することができました。先生や看護師の皆さんのあたたかさに助けられました。本当にありがとうございました。皆さんも不安等あると思いますが、きっと元気な赤ちゃんが授かると思います。
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