山下レディースクリニック
頚管粘液について
2009年3月28日
たびたび質問させて頂いております。タイミング半年を経て今回で人工授精2回目になります。マリーと申します。
周期11日目、右に17ミリの卵胞がありました。受診の前日には頚管粘液も出ていました。ところが、(当日の朝くらいから頚管粘液が出ないなーと思ってはいたのですが、)フーナー検査を受けたところ、結果が悪く、翌日に人工授精をするという事に決まりました。念のため、HMGとHCG注射もしました。
人工授精は今回で2回目になります。(前回は化学流産でした。)
お聞きしたいのは、
まだ排卵していないのに、頚管粘液の量が減る、質が変化する(いわゆる伸びるおりものではなく、乳白色のおりものになる)ということはあるのでしょうか?
人工授精に抵抗はないのですが、毎月の費用がかかること(体外受精よりは安いのですが)や、仕事を休まなければならない状況になるので…何とか、頚管粘液の問題をクリアする方法はないでしょうか?
フーナー以外、特に問題はありません。(37歳という、卵巣年齢的な不安要素はありますが)
お忙しい中とは存じますが、よろしくお願いいたします。
ヒューナーテストが不良である以外に、決定的な不妊原因が見つかっていないとのこと。精液検査の精子濃度や運動率はよかったということでしょうか? ご質問のように、頚管粘液は、通常、排卵後急速に減少し、質が変化するのですが、今回のようにタイミングがずれてしまうケースもあります。このようなことが頻発するようであれば、やはり人工授精が最適だと考えます。年齢的にも37歳とのことで、卵子の質が急激に低下する時期にさしかかっておられますので、タイミング法をすでに6カ月続けておられ、その間妊娠されなかっ たこと、初回の人工授精で流産に終わられたとはいえ、いったんは着床され たことなどを考えてみても、人工授精に進まれるのが得策ではないでしょうか?
ただ、どうしてもタイミング法でということであれば、よくのびるおりものが出ておられる段階で一度、夫婦生活を持ち、妊娠のチャンスをつくっておくのも一案です。条件さえよければ、精子は子宮内で数日間生きていますので。
<ご注意>
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