山下レディースクリニック
無排卵生理不順の治療は?
2005年8月20日
はじめまして、こんにちわ。
わたしは今26歳になります。
初潮は14歳で16歳から20歳まで四年間ほとんど生理にならず20歳でほてりなどの症状がでて治療をうけはじめました。
無排卵の生理不順で若更年期と診断され黄体ホルモン機能に問題があるみたいだとゆうことで注射して生理をこさせる治療を受けています。しかし排卵はほとんどしていないです。バランスをとりやすくするためサプリやハーブもためし一年で三回ぐらいは自然にくるのですがやっぱりとまってしまいます。
26歳になりますし産婦人科でただ注射をうちつずけていくことでいいのか不安がありました。
最近になって黄体ホルモンのことは不妊専門のほうが良いのでは?と人やネットからききました。
今は子供の予定は立てていませんが将来ほしいときに授かるようにいまからしておきたいです。産婦人科と不妊治療科どちらにお世話になるべきでしょうか?おしえてください。
また治療をするとしたらどんな治療があるのですか?
単に無排卵で生理が順調にこないとか、黄体機能不全があるというようなことと、若年性の更年期、すなわち早発閉経というような状態は全く異なるものです。
あなたの場合、どちらなのか文面だけからはわかりませんが、
その深刻さはかなり違います。早発閉経というような状態は
字のごとく、まだ全然閉経するような年齢でない若い方が
なんらかの原因で閉経したような卵巣の状態になり生理がこなくなってしまうことです。閉経した50歳の人がもう子供ができないのと同じで、このような状態のかたが子供を授かるのはとても難しいことです。有効な治療も確立していません。原因もはっきりわかりません。
一方、排卵しないとかいうことに対しては、排卵誘発剤などを使うことで排卵を促す方法はいろいろありますので、今はとりあえずホルモンのバランスを整えるようなホルモン剤の飲み方をして
生理をある程度おこしていくようにしておいて、
排卵誘発剤は、いざ子作りをされるときに飲めばいいのではないでしょうか。排卵障害は病気というよりは体質に近いでしょうから、早めに薬をのんでおけば治癒するというようなものではないです。薬をのめばその効果でその周期はなんとかなっても
やめればまたもとの状態です。つきあっていくと考えてください。
<ご注意>
この相談事例集は、あくまでも参考にとどめ、実際に何らかの行動をとる場合には、
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