排卵しない、しづらいのQ&A
黄体化未破裂卵胞
2009年4月25日
山下先生、先日は、お返事ありがとうございました。
解熱剤を服用したことで生理が早まったのかと思い、相談させていただいた者です。
昨日、生理１４日目に受診しましたら、45㎜程の卵胞が残っており、黄体化未破裂卵胞だったとわかりました。今週期はAHIはできず、フロバノールを21日処方され、次回生理２日目に卵胞が消えているか確認することとなりました。
前回は初めてのAHIで、当日、排卵を促進する注射を打ったのですが、排卵をしたかの事後の確認はありませんでした。
今回、このような結果となったので、次回はきちんと排卵しているか確認をしてほしいと思うのですが、もし、主治医の先生から言われなかった場合、こちらからお願いしてもよいものでしょうか。
それから、私は10月で34歳になるのですが、AHIを始める際、先生から「誕生日を目途にAHIを行ってみて、妊娠しなかったら体外受精にステップアップすることも考えましょう。」と言われました。その際、AMHの数値が46と年齢の割に高いので、良い卵が沢山取れると思うというようなことを言われました。
私は内膜症（チョコ）があり、１年前には腹腔鏡手術で卵巣を削っているため、卵巣や卵子の質（数）が良い状態とは思ってもいなかったのですが、内膜症があっても、卵巣や卵子の状態が良いということはあるのでしょうか。
皆さんから沢山の質問が寄せられている中、再度の質問で申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。
排卵確認のご希望は、お伝えになってみられてもいいと思いますよ。まれに黄体化非破裂卵胞（ＬＵＦ）が続く方がおられます。このような方は、体外受精を早めに検討する必要が ありますので。
ＡＭＨは、卵巣の予備能力（成長途中の小さな卵 胞の数）を示しています。確かに、加齢とともに卵巣の予備能力は落ち、卵の質は下がってきますので、一見、相関関係があるようにも見えますが、お若い方の場合、AMHが高いからといって、かならずしも卵子の質まで保証しているとは言い切 れないものがあります。ただし、AMHの数値を見る限り、卵巣刺激への反応のよさは、十分、期待できると思いますよ。
<ご注意>
この相談事例集は、あくまでも参考にとどめ、実際に何らかの行動をとる場合には、
必ず医師の診察を受けて下さい。
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