山下レディースクリニック
LUFについて
2008年8月2日
はじめまして。はじめて質問させていただきます。現在1年3ヶ月タイミング指導で、がんばってきましたが、最近PCOと診断されました。いつも生理5日目からセロフェン+注射を併用しております。ホルモン検査をして、LHが30FSHが6.7と言う状態で、医師からは手術を勧められました。いきなり手術に踏み切ることができず今週期は漢方薬も併用しての治療になりました。PCOなので注射の量を少量ずつ投与して長い期間をかけて卵胞を成長させるようにしていましたが、漢方薬の効果か今回は注射4本うって卵胞が20.2oまで成長してくれました。7月22日にHCGを打って排卵させるようにしました。しかし高温にならなかったため25日にもう一度受診したところ卵胞は28oになっていました。念のためもう一回HCG5000を打ちました。その後高温になりました。しかし、LUFの不安があったため30日にもう一度受診して、エコーをみると卵胞が25oでありました。しかし、先生はお腹に水も溜まっているから排卵したのでしょう。今、あるのは黄体嚢胞でしょう。ということでした。現在高温期7日目になります。
質問なんですが、LUFと黄体嚢胞の違いについて教えて下さい。本当に排卵したかどうかわからず、もし、排卵していたとすると、妊娠の可能性もあるのでしょうか?
よろしくおねがいします。
排卵とは、卵胞の壁が破れて中にある卵子が放出されることです。またLUFとは、それが起こらずに卵胞内に黄体が形成された状態です。どちらも基礎体温は上がり、黄体のホルモン値も上昇します。おたずねの状況では、どちらともいえないと思います。
卵胞が完全に消えたり、いちじるしく縮小していれば、おそらく排卵が起こっているだろうと考えますが、そうなっていないときにはLUFか排卵後の黄体かは超音波で検査をしてもはっきりしないものです。もちろん排卵していて、妊娠される可能性もあるとは思いますよ。
<ご注意>
この相談事例集は、あくまでも参考にとどめ、実際に何らかの行動をとる場合には、
必ず医師の診察を受けて下さい。
なお、この相談事例集により万が一不都合、不利益を被った場合でも、
回答医または山下レディースクリニックのいずれもその責を負わないものとします。
©山下レディースクリニック