山下レディースクリニック
子宮内膜ポリープ
2010年11月3日
2年ほど前にポリープが見つかり、内膜掻爬しました。
その1年後にポリープの再発がわかり、再度掻爬を予定していたところ、その待ち時間の間に自然妊娠。
しかし流産となり、掻爬になりました(流産の処置だけど、ポリープも取れてるはず?)。
(流産の原因は胎児染色体異常でポリープのせいではありません。)
そして今、またポリープが再発しました。
これから初の体外受精にチャレンジするので、負の要因はできるだけ取り除いておきたいのですが、度重なる掻爬は子宮に負担なのではないかと心配しています。
ポリープの大きさ、数、場所は致命的なほどではないらしく、掻爬するかどうかは本人次第とのことです。
掻爬についてアドバイスいただけませんか?
また、先生のところでは子宮鏡下切除手術は行っていらっしゃいますか?
掻爬と子宮鏡下切除手術の違い、メリット・デメリットとは何でしょうか?
子宮内膜ポリープの処置は、不妊治療医の頭を悩ませるものの一つです。処置が悪く子宮内膜の基底層を傷つけてしまうと、その部分の子宮内膜が薄くなる、また子宮内腔癒着が起こってしまうなど、妊娠を助けるどころか、新たな不妊の要因を作り出しかねないからです。
『かか』さんが、まだお若く(AMHなども高く)複数の卵が採れそうであれば、自然妊娠の経験もおありですし、そのまま体外受精に挑戦されてもいいかもしれませんね。
当クリニックでは、現在、子宮鏡下切除術は行っておりません。子宮内膜ポリープの切除に関しては、たいへん信頼できる施設がありますので、そちらを紹介させていただいております。掻爬は子宮内膜を薄くしてしまう可能性があり、また取り残しの可能性が高いため、子宮鏡下切除術をおすすめしています。
<ご注意>
この相談事例集は、あくまでも参考にとどめ、実際に何らかの行動をとる場合には、
必ず医師の診察を受けて下さい。
なお、この相談事例集により万が一不都合、不利益を被った場合でも、
回答医または山下レディースクリニックのいずれもその責を負わないものとします。
治療を始めて7ヵ月、やっと妊娠することが出来ました。私はPCOで排卵がしにくく、治療を始めて2回ほど生理が止まった日もありました。私は山下先生に見てもらう事ができてよかったと思います。何事もズバッと言うので怖い時もありましたが、妊娠したとき何度もおめでとう!と言っていただき、最後の日は「流産の可能性もひくい!」と心強い言葉もいただきました。スタッフのみなさんもとてもやさしく、親身になって話をしてくれたり、応援してくれました。ここで子宝草の苗をいただいた周期に妊娠しました♡みなさんもあきらめずに頑張って下さい。山下先生、スタッフのみなさん、本当にお世話になりました!
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