山下レディースクリニック
着床障害について
2010年10月29日
自然妊娠→5週で化学流産2度、9週で稽留流産1度の経験があります。
(抗リン陽性のため、アスピリンを服用しています。)
その後妊娠できず、AIHから体外受精へすすみ、胚盤胞移植に2度チャレンジしましたが、妊娠しません。(2度ともG4AAで、AHAもしました。)
内膜の厚さは問題なく、子宮鏡検査、卵管造影検査も問題なしと言われたので、卵管水腫、ポリープなどはないと思います。
あとは着床障害?かと思うのですが、自然妊娠の経験がある場合、着床障害は考えられないのでしょうか?
抗リン脂質抗体が陽性とのことで不育治療をされており、さらに グレードの良い胚盤胞を戻しても、最近は妊娠に至っていないとのこと。さぞ、気がもめることとお察 しします。
ただ、女性の加齢とともに、胚に偶発的な染色体異常が起こる割合 は高くなってきます。見た目のグレードはよくても、染色体異常がある場合もあるのです。
まだ試されていないようであれば、凍結融解胚盤胞移植などにも チャレンジされてみることをおすすめします。次こそ、無事、妊娠が継続されますことを祈っています。
<ご注意>
この相談事例集は、あくまでも参考にとどめ、実際に何らかの行動をとる場合には、
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長い時間悩んでいたのがうその様な、あっという間の卒業、不安ながらに来院したものの、先生はじめ、スタッフの皆様の明るさに支えられました。ありがとうございました。お世話になりました。
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